連結ちょこっと集(その1) [過去記事]
親子間の取引(実現損益)
・売上債権、仕入債務(全て実現)
○親会社P社は、子会社S社に対する売掛金 12,000,000 がある。
売上債権の貸倒引当金を 2%に設定する。
買掛金 12,000,000 / 売掛金 12,000,000
貸倒引当金 240,000 / 貸倒引当金繰入 240,000
※”貸倒引当金戻入”ではなく、”貸倒引当金繰入”であることに注意!
○子会社S社は、親会社P社(S社株式を60%所有)に対する売掛金
12,000,000 がある。
売上債権の貸倒引当金を 2%に設定する。
買掛金 12,000,000 / 売掛金 12,000,000
貸倒引当金 240,000 / 貸倒引当金繰入 240,000
少数株主損益 96,000 / 少数株主持分 96,000
※貸倒引当金繰入(費用)が消去されているので、その分S社の利益がが増える。
S社の利益なので、少数株主にも”少数株主利益”として分ける必要がある。
○親会社P社は子会社S社からの受取手形 500,000 のうち、200,000 を銀行で
割り引いた。
売上債権の貸倒引当金を 2%に設定する。
支払手形 500,000 / 受取手形 300,000
短期借入金 200,000
貸倒引当金 60,000 / 貸倒引当金繰入 60,000
※貸倒引当金の相殺は、割引後の受取手形 300,000 に対して計上する。
・金銭債権/債務
○親会社P社は7月1日、子会社に利率1%で 1,000,000 貸し付けた。金銭債権の
貸倒引当金を3%に設定する。なお、決算日は3月31日である。
借入金 1,000,000 / 貸付金 1,000,000
未払費用 7,500 / 未払費用 7,500
受取利息 7,500 / 支払利息 7,500
貸倒引当金 30,000 / 貸倒引当金繰入 30,000
※経過勘定を伴う相殺消去で、個別仕訳では、
P社:
未収収益 7,500 / 受取利息 7,500
S社:
支払利息 7,500 / 未払費用 7,500
である。仲間どおし(経過勘定かどうか)で相殺するので、未収に対しては未払で
支払に対して受取で。
・売上債権、仕入債務(全て実現)
○親会社P社は、子会社S社に対する売掛金 12,000,000 がある。
売上債権の貸倒引当金を 2%に設定する。
買掛金 12,000,000 / 売掛金 12,000,000
貸倒引当金 240,000 / 貸倒引当金繰入 240,000
※”貸倒引当金戻入”ではなく、”貸倒引当金繰入”であることに注意!
○子会社S社は、親会社P社(S社株式を60%所有)に対する売掛金
12,000,000 がある。
売上債権の貸倒引当金を 2%に設定する。
買掛金 12,000,000 / 売掛金 12,000,000
貸倒引当金 240,000 / 貸倒引当金繰入 240,000
少数株主損益 96,000 / 少数株主持分 96,000
※貸倒引当金繰入(費用)が消去されているので、その分S社の利益がが増える。
S社の利益なので、少数株主にも”少数株主利益”として分ける必要がある。
○親会社P社は子会社S社からの受取手形 500,000 のうち、200,000 を銀行で
割り引いた。
売上債権の貸倒引当金を 2%に設定する。
支払手形 500,000 / 受取手形 300,000
短期借入金 200,000
貸倒引当金 60,000 / 貸倒引当金繰入 60,000
※貸倒引当金の相殺は、割引後の受取手形 300,000 に対して計上する。
・金銭債権/債務
○親会社P社は7月1日、子会社に利率1%で 1,000,000 貸し付けた。金銭債権の
貸倒引当金を3%に設定する。なお、決算日は3月31日である。
借入金 1,000,000 / 貸付金 1,000,000
未払費用 7,500 / 未払費用 7,500
受取利息 7,500 / 支払利息 7,500
貸倒引当金 30,000 / 貸倒引当金繰入 30,000
※経過勘定を伴う相殺消去で、個別仕訳では、
P社:
未収収益 7,500 / 受取利息 7,500
S社:
支払利息 7,500 / 未払費用 7,500
である。仲間どおし(経過勘定かどうか)で相殺するので、未収に対しては未払で
支払に対して受取で。
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